2023年12月、風邪やインフルエンザの季節に備えて、本橋耳鼻咽喉科医院では新しいインフルエンザ検査機器「nodoca(ノドカ)」を導入しました。 nodoca(ノドカ)はAI搭載の画像診断システムです。
耳鼻咽喉科クリニックとして静岡県東部エリア初導入、さらには(診療科問わず) 三島市初の導入です。
従来の迅速検査では、検体を採取するために患者さんの鼻の奥(鼻咽頭)まで綿棒を入れ、発熱後12時間以上経たないと正しい結果が出なかったのに対し、nodocaでは口の中にカメラを入れて喉の状態を撮影することにより診断ができます。
nodocaの特徴としては、
・検体採取をするときの痛みがない
・発熱後2~3時間以降であれば検査が可能(「のどが痛い」だけでは検査実施は難しいです)
・待ち時間の短縮:カメラ撮影前に問診と喉の写真をもとに結果を判定します。従来の検査では10~15分程度お待ちいただいていたのですが、nodocaによるAI判定では数秒程度です。
・保険適応
★nodocaは新しい検査の選択肢であり、特に痛みが苦手な患者さんや発症早期からの診断が必要な場合に有用です。
抗原検査にとって代わるものではなく、あくまでも新しい選択肢の一つとして、従来の検査よりも良いと判断した患者さん、例えば
・痛みが苦手な患者さん、
・発症早期でこれまでは改めて来院する必要があった患者さん、
・特に重症化予防が必要で早期診断・早期治療が求められる高齢者や基礎疾患を有する患者さん
に貢献できると思われます。
★しかしながらこの検査は患者さんの希望だけでは実施できません。患者さんからの聞き取り(問診)において抗原検査よりnodocaによる検査が有用、必要である、と医師が判断した場合に実施いたします。
ご了承ください。