2021年 今シーズンは今まで経験したことのない花粉症シーズンを迎えます。つまり新型コロナと花粉症がいっしょとなる状況です。
新型コロナと花粉症の症状
新型コロナの(初発)症状と花粉症の症状は区別がつきづらく、判断が難しいです。
花粉症では特徴的な鼻の三大症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)だけでなく、目の症状(かゆみ・涙・充血など)を伴う場合が多く、その他にのどのかゆみ、皮膚のかゆみ、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。症状の出方や重症度は、人によって異なります。
対策!
コロナ対策はマスク着用・手洗い・3密回避。
花粉症対策もスギ花粉などの原因から遠ざかることです。引き続き、外出の際には、マスクやゴーグルなどで、コロナウイルスだけでなく花粉から遠ざかる対策をしていただくことが一番です。
しかしコロナ対策で大切な換気は花粉が室内に入り、室内にいても花粉症の症状が出てしまいます。
この換気のポイントは
・換気時間帯は早朝がおすすめ
・窓の開け幅は10cmほどでもよい
・レースカーテンをつけて換気(花粉の大きさはウイルスよりずっと大きいのでカーテンがあると入ってこれない。)などなど
花粉症治療は早めに開始
過去にアレルギー検査をされていてスギ花粉など含むアレルギー性鼻炎といわれた方はまず花粉症対策をしっかりとしましょう。例年以上に初期治療が大切です。
静岡県では例年2月中旬のころから本格飛散が開始します。今シーズンの飛散量は昨年よりは多い(しかし例年並みの花粉飛散量)予測です。
1月下旬~2月上旬でも、つぼみの中では花粉が今か今かと飛散の準備をしています。「寒いから花粉はまだ!」なんてことはありません。花粉症の症状が出る前に予防的な内服・外用を開始しましょう。早めの受診をおすすめします。
そして、自分の体調をチェックしましょう。「自分の感染対策・花粉症対策は大丈夫かな?」「これは、いつもの花粉症の症状かな?」「目のかゆみは?」「熱は?」「だるさは?」「匂いや味はわかる?」少しでも「いつもの花粉症と違う、怪しい」と感じることがあれば受診前に医院に電話連絡ください。